川内が行く!!

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小中学生の歴史学習にピッタリ!!「風雲児たち」の評価をかいてみた。

以前、色々な歴史漫画を読んだことがありますがどれも長続きしませんでした、、、汗。主な理由としては読んでいて面白くない点が挙げられます。どうしてもストーリー展開が単調に感じられてしまい、全く入り込めませんでした笑

 

そう悩んでいた当時小学5年生の僕は、母にある漫画を買ってもらいました。それが今回紹介する風雲児たちという本です。

 

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何度も何度も繰り返し読んでいるのでボロボロです笑。すみません。

この本の特徴(良い点も悪い点も)を順に解説していきます。

 

①ギャグ漫画である

この漫画の最大の特徴です。主に吉本新喜劇・テレビ・時事ネタがふんだんに盛り込まれており、笑えるポイントがいたるところにあります笑。かなり古いネタも入っているのですが、巻末にギャグ注として解説が載っているところがありがたいです。もちろんそれらの元ネタを全く知らなくても全然OKです。また登場人物は皆デフォルメされており、とても可愛らしいです。

※ギャグなど一切知らない小学5年生の僕でも笑いながら読んでいました。

 

 ②マイナーな人物も描かれている

教科書での大局的・大きな流れとしての歴史学習ではほとんど出てこないような人物にもスポットライトを当てて描いている点がとてもいいですね。(例えば会津藩主の保科正之など)生徒が教科書での歴史学習を無味乾燥なものとして感じてしまう原因の一つに、マイナーな人物が載っておらず、かつ人々の心情の動きが描かれていない点があると思います。これらの人物について知ることで歴史の裏舞台を垣間見た気分になれ、学習意欲がわいてきます。

 

③真実かどうか定かではない事は注釈がついている

 歴史研究ではどうしても現段階では不明な点が出てきてしまいます。歴史漫画の中には「恐らくこうだったんだろうな」という推測を注釈も無しに描いている作品も多々あります。この漫画では不明な点は不明として、または注釈ありの推測としてそれらの点を描いています。なのでこの漫画で得た知識は信頼のおけるものとなっています。

 

関ヶ原合戦以降を描いた漫画(旧石器~安土桃山あたりは描かれていない)

この漫画は当初江戸幕末をまとめることがコンセプトだったのですが、作者みなもと太郎さんの考え(幕末の動乱は関ヶ原の影響を強く受けているという考え)によって連載が始まったものです。そのため、旧石器~安土桃山あたりは描かれていません。江戸~明治に特化した漫画です。

※僕はこの漫画の影響で日本の歴史では江戸時代に関しては異様に詳しくなりました笑。

 

~最後に一言~

繰り返しになりますが本当にこの漫画はオモシロいです!!

タイトルに小中学生対象と書きましたが、大人が読んでも楽しめる内容です。むしろ大人のほうがギャグの元ネタを知っていると思うのでさらにおすすめできます。

※追記 江戸幕末により焦点を当てた幕末編も発売されています!!読む順としてはワイド版→幕末編が時系列に従っているのでおすすめです!!

 

以上、川内の「風雲児たち」(リイド社 みなもと太郎著 全20巻)のレビューでした!!